長い歴史とベルギー人にはとても身近なベルギービール。その瓶ラベルも歴史的なものやおしゃれで個性的なデザインがたくさんあり、ビールグラスにもこだわりがあるようです。

日本では缶ビールが主流になっていますが、ベルギーではいまだに瓶ビールが数多くあります。しかも33clなどの小さめサイズが主流です。それらに貼ってあるラベルもデザインが豊富で見ているだけで楽しくなります。
多くのベルギービールのブランドにはそれぞれ古い歴史があるので、それをモチーフにした絵やキャラクターが描かれていて、その由来を知るのも面白いです。また、ヨーロッパらしい、可愛いくておしゃれなデザインは、そのビールを飾るだけでお部屋のアクセントにもなります。また大手のビールメーカーはカフェ用に各ビールのコースターも作られていて、それもおしゃれなものが多く、カフェでビールを頼んだときにはついコースターを家に持ち帰ってしまいます。

そしてこれだけたくさんのビールがあるのですから、それ専用のグラスもその数だけあります。ですのでグラスを集めるコレクターも少なくありません。こちらの蚤の市ではビールグラスや古いコースターも立派な商品になります。
でもなぜ専用のグラスがあるのでしょうか。それは、そのビールの特色を最大限に活かして味わえるグラスを作り上げるからです。泡の立ち方、縁の広さ、グラスの深さ、底の角度などなど、ビールを注いで口に持っていくまでの工程を考慮され尽くしてそれぞれのグラスの形があるのです。
縁が狭めで底の深いグラスは一気に飲めるためで、喉ごしの良い軽めのビールに向いていますし、縁が広く浅めのグラスは表面積が広い分、ビールを注いだときに香りが広がり、且つ口に運んだときにも鼻腔を刺激して香りも楽しめると言われています。もちろんビールの注ぎ方もそれぞれマニュアルがあって、理想の泡の量なども各ビールによって定められています。
また、トラピストビールなどの修道院関係のビールにはグラスは聖杯型が多いのも興味深いです。クワックというビールは大きなフラスコ型のビールで、それ単体では底が丸く立たないので木枠で支えてあり、それを取っ手にして飲むというとても変わったグラスもあります。